2018年開業のGMOあおぞらネット銀行もデビットカードのキャッシュバック率が高めで、最低ランクでも0.6%。さらに、デビットカードを3ヵ月間に計30万円使うと次のステージに上がり、0.8%までアップする。もし10月~12月20日までの3ヵ月間に30万円使えば、2020年1月から0.8%還元が3ヵ月続くことになる(最高ランクになるとキャッシュバック率は1.5%だが、こちらも実現ハードルは相当高い)。

 GMOあおぞらネット銀行も今回のポイント還元事業に登録しており、ひと月の還元上限は1万5000円、つまり使えるのは30万円だ。なかなかハードルは高いが、ひと月10万円ずつ3ヵ月使えば、来年からのキャッシュバック率0.8%の資格を獲得しつつ、政府からの還元分5%もあわせて受けられるというわけだ。

 楽天銀行のデビットカードは、通常はキャッシュバックではなく、1%の楽天スーパーポイントを付与している。しかし、今回の還元事業では、楽天スーパーポイントに加えて、さらに5%相当の現金を口座に振り込んでくれるのだ。ポイントと現金のダブルでおまけがもらえたようで、これはこれで嬉しい人は多いだろう(ただし、どの銀行もキャッシュレス還元事業の5%分還元と、通常のキャッシュバックなどの還元時期は異なる)。

「デビットカード支払い」は
ポイント還元で最強かもしれない

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 ざっと見た限り、デビットカードやデビットアプリの場合、現金を口座に振り込んでくれる方式がほとんどだ。クレジットカードは保有していなくても、銀行口座を持っていないという人はいないだろう。そういう人は、メインバンクでデビットカードを作り、それでキャッシュレス支払いをするといい。還元事業に参加していれば、どの銀行でも最大5%は現金がもらえるのだから(参照)。

 それでも抵抗があるという人は、キャッシュカードを使う手もある。今回の事業では、キャッシュカードを支払いに使うJデビット方式も還元対象になっているからだ。とはいえ、そもそもJデビットは使える店自体が少なく、さらに今回の事業の対象になっている店はもっとレアかもしれないが。

 なんといっても、銀行口座のお金が増えるなんて滅多にない体験だ。今回の還元策では、「デビットカード支払い」をぜひ試してみてほしい。

(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)