米プロバスケットボール協会(NBA)のヒューストン・ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)が、民主化を求める香港の抗議デモへの支持をツイートしたため、複数の中国企業が同チームとの協力関係を一時停止した。ロケッツは中国で最も人気のあるチームの1つとして知られる。NBAは中国での事業拡大を戦略的かつ慎重に進めてきたが、ロケッツのダリル・モーリーGMが4日夜、「自由のために戦え。香港と共に立ち上がろう」とツイートしたことを受け、その努力が大きく揺さぶられた。モーリー氏は直後にツイートを削除した。ロケッツのオーナーであるティルマン・ファティータ氏も火消しに務め、モーリー氏の投稿はチームとしての考えを示したものではないとツイート。米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネル「ESPN」に対し、「とても大きな反発を受けた。球団は政治的な見解は持っていないことを明確にしておきたかった」と伝えた。