米フェイスブックは、動画広告の視聴時間を誤って計測していたことを巡り広告主から提訴されていた問題で、4000万ドル(約42億9000万円)を支払って和解する可能性がある。この訴訟は2016年に始まった。フェイスブックが、自社のプラットフォームに掲載した動画広告の平均視聴時間を計測する方法に間違いがあったと公表したことを受けたものだった。同社は2年間、3秒以上視聴された動画広告だけを計測し、3秒未満のものを無視して、平均視聴時間を水増ししていた。この問題を見つけたのは公表のわずか1カ月前だったとしている。中小広告主のグループはカリフォルニア州の連邦裁判所に提訴し、フェイスブックは不正確な情報を提供して不正な競争を続けていたと主張した。原告側はその後、フェイスブックは誤りを修正するかなり前から計測が不正確なことを知っており、この誤差は同社が一部の広告主に伝えていた数値より大きかったとの主張を付け加えた。
フェイスブック、動画広告の水増し計測訴訟で和解か
有料会員限定
あなたにおすすめ