「ツイッター界」にはユーザーが押し寄せているようだが、広告主は逃げ出しているかもしれない。こうした逆の流れを背景に、ツイッターが24日発表した7-9月期(第3四半期)決算は期待外れに終わった。売上高は会社予想と一致したものの、市場の予想は大きく下回った。とりわけ広告収入が肩すかしだった。RBCによると、ツイッターは過去21四半期のうち17四半期で売上高が自社予想を上回っており、今回も期待値が高くなっていた。ツイッターは売上高が市場予想を下回ったことについて、前年の比較値が高水準だったうえ、広告の狙いを定めたり広告主とデータを共有したりする機能にシステム障害が出たことを理由に挙げた。収益化が可能なデイリーアクティブユーザー(DAU)数が前年同期比17%増と、今年最大の伸びとなったことを踏まえれば、予想に届かなかったのはなおさら懸念される。根強い逆風が年末まで売上高を圧迫する可能性があると同社は指摘している。