台風15号、19号、そして21号の北上に伴う大雨など、今年は連続して台風が日本を襲った。これら一連の台風に関する日本のメディアの報道や情報は中国でもインターネットやSNSを通じて拡散され、注目された。なぜそれほど注目され、話題となったのか。(日中福祉プランニング代表 王 青)
台風の前夜の日本を
SNSで「生中継」
「台風の備えはできていますか」「大丈夫ですか」「被害はなかったですか」……。
10月12日に日本に上陸し、関東や甲信、東北などの地域で記録的な大雨による甚大な被害を出した台風19号。その上陸前後、筆者の元には、SNSで安否を問う連絡が次々と届いた。中国の友人、知人らが心配して連絡をくれたのだ。
今秋、相次いで大型の台風が日本を襲った。中でも、台風19号は、日本のメディアが上陸前からその脅威や準備について盛んに報道していたが、同様に中国でもインターネットやSNSで拡散されて大きな話題となっていたのだ。
特に中国で、衝撃的に受け止められて、拡散されたのが2枚の写真だった。