米労働省が1日発表した10月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比12万8000人増加した。自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の全米ストや貿易紛争にも関わらず、引き続き堅調な伸びを示した。8月と9月の就業者数は合わせて9万5000人上方修正された。10月の失業率は3.6%と、1969年12月以来の低水準を記録した9月の3.5%から若干上昇した。平均時給は前年同月比3%上昇し、引き続き物価上昇ペースを上回った。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は就業者数が7万5000人増、失業率が3.6%、平均時給の伸びが前年同月比3%だった。GM従業員による40日間のストは先週終わった。この日の統計によると、自動車製造業の就業者数は「スト活動を反映して」4万2000人減少した。自動車を除くと、製造業の雇用は拡大した。