アップルが開始した動画配信サービスのオリジナル番組「ザ・モーニングショー」は、スターが多数出演する華やかなドラマだ。番組の狙いは同サービスの会員獲得だが、結果的に、アップル製品の長いコマーシャルとしての役割も果たしている。キャスターの性的スキャンダルをきっかけに混乱に陥る朝のニュース番組を舞台にしたこのドラマで、主役を演じるのはジェニファー・アニストン、リース・ウィザースプーン、スティーブ・カレルの3人だ。ただ、劇中に登場する「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」「Mac(マック)」も、その出演時間を考えると専用の楽屋トレーラーが用意されていいくらいだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が第1シーズンの全10話を視聴して集計したところ、アップル製品は1話当たり平均32回映り込んでおり、その約3分の1でアップルのロゴが見えていた。ライバル製品が映った場面はほとんどなかった。
アップルのオリジナルドラマ、iPhoneも主役級
オリジナル制作の番組は結果的に製品を宣伝する役割も
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