“サバ読みおじさん”の
複雑な心理

 織田氏いわく、モテたいがために年齢を若く申告するのは、男性の複雑な心理が作用しているからだという。

「まず、実年齢より若くサバ読みするわけなので、狙っている女性は当然年下です。相手の女性と10歳以上離れていると、男性側は『離れすぎている』という感覚になり、アプローチしても相手にされないのでは、と不安になります。実際に、20代女性の多くは、5~7歳上くらいまでは許容範囲ですが、10歳以上も年上になると、恋愛対象外になる傾向にあるようです」

 そこで、自信をもって女性にアプローチするために、年齢を偽るのだ。3歳くらいのサバ読みならバレる可能性は低く、嘘をついているという罪悪感も少なくて済む。

 そして、男性がサバ読みするもう1つのパターンは、自分を本当に若いと思い込んでいるケースだ。

「日本の生活水準が変わったせいか、一般の40代でも若く見える人が随分増えました。ただ、それは周りもみんな同じです。同世代が等しく若見えしているので、自分だけずぬけて若々しいということではないのです」

 しかし、鏡を見れば、昔見ていた40代よりも圧倒的に若く見える。ゆえに、「実年齢は45歳だが、見た目は40歳なので、サバ読みしても良い」と、勝手に結論付けるのだ。

「若いと思い込んでいる人は、会う人に『何歳に見える?』と聞きがちです。そう聞かれれば、見た目よりもやや低い年齢を言うのが、常識ある大人のマナーです。それが勘違いに拍車をかける要因にもなっています」