「『カイジシリーズ』のスピンオフで『中間管理録トネガワ』と『1日外出録ハンチョウ』が好き。大学の時マージャンにはまったのをきっかけに福本伸行作品に出合った(※筆者註:氏の作品は麻雀マンガでも名高い)。

『カイジシリーズ』の本編も面白く読んでいたが、最近はスピンオフの『トネガワ』の方が楽しみだなあ」(41歳男性)

 氏の作品はギャンブルものが主で、中には中年の人生哀歌を描いた『最強伝説 黒沢』などがある。『中間管理録トネガワ』は『賭博黙示録カイジ』に登場したトネガワという人物が、傍若無人な上司に仕えつつ部下を統率しようとするギャグマンガである。原作を知らずに読んでも十分楽しめるが、原作を知っていた方が面白さは倍増するはずである。

「『HUNTER×HUNTER』をずっと楽しみにしている。現在に近づくにつれて休載が多くなったのが残念。また、ここ数年は話がかなり複雑になってきてほとんどついていけていないが、どんな形であれ連載が終わるまでついていくつもり」(38歳男性)

 同作品と『幽☆遊☆白書』はともに冨樫義博のマンガで、『週刊少年ジャンプ』で連載していた人気作品である。『HUNTER×HUNTER』は当初こそ週刊連載していたが徐々に休載が増えていった。ある人が言い得て妙なこんな表現をしていた。

「『HUNTER×HUNTER』は“今週も休載とわかってがっかりするマンガ”から“今週は掲載されているのを知ってうれしくなるマンガ”になった」

 週刊少年ジャンプの連載作品は原則として週刊連載だが、『HUNTER×HUNTER』はあまりにも休載が多かった。最初のうちは「今週も休載か~。残念」と思っていた読者だったが、それが繰り返されるうちに残念と思わなくなり、ついには「『HUNTER×HUNTER』は載っていないのが当たり前」と自然に思うようになった。休載がデフォルトと認知されるようになると、今度はちゃんと掲載されていることが大変めでたく感じられるようになったのであった。

 それだけ休載が多いにもかかわらず打ち切りにならないのは、やはり人気が高いからである。『HUNTER×HUNTER』は少年から大人までが等しく熱中できる非常に面白い少年マンガであるといえよう。SFが好きな人には同氏の作品『レベルE』も勧めたい。