中国共産党内部から異例の量の文書が流出し、新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族に対する習近平国家主席の抑圧キャンペーンに新たな光が当てられた。中国の反イスラム的な文化浄化に関し、国際社会がすでに断片をつなぎ合わせて把握していた状況に加え、今回明るみに出た弾圧の規模からすると、何らかの対応が求められる。流出した文書はどのような対応をすべきかの手がかりを提供する。中国が100万人を超えるウイグル族を強制収容するキャンプの存在は以前から知られている。また外国人記者が壁やフェンスに何とか近づき、その様子を撮影してきた。外部のアナリストも中国が新疆を支配するために開発した監視国家のハイテク要素(顔認証技術など)について断片的な情報を持つ。
【社説】中国がひた隠す新疆ウイグルの秘密
流出文書で暴露された弾圧の実態、そして政府の当惑ぶり
有料会員限定
あなたにおすすめ