ドナルド・トランプ米大統領は20日、テキサス州にある米アップルの工場を視察し、次回の対中関税発動では同社製品を適用除外とすることを検討していると述べた。トランプ氏はこの日、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)と共に同社のパソコン「Mac(マック)」の組み立て工場を訪問した。中国との貿易戦争が続く中、米政府は雇用創出や経済成長を促そうとしている。米中貿易協議の「第1段階」の合意計画は約6週間前に発表されたが、それ以降、ほとんど進展の兆候が見られない。年内に中国側と合意できるかと問われたトランプ氏は、「私より中国が貿易合意を結びたがっている」としつつ、「彼らは私が求めるレベルまで歩み寄ってこない」と述べた。