ドナルド・トランプ米大統領の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニ氏の側近2人が今年3月、ウクライナの国営ガス企業ナフトガスの乗っ取りを画策し、同社の天然ガス部門トップ、アンドリュー・ファバロフ氏を自らの陣営に引き入れようとしていたことが分かった。ファバロフ氏によると、ジュリアーニ氏の側近、レフ・パルナス被告とイゴール・フルマン被告は、ナフトガスの現最高経営責任者(CEO)と、当時駐ウクライナ米大使を務めていたマリー・ヨバノビッチ氏が、ドナルド・トランプ大統領に批判的な「ソロス・カルテル」の一員だと語っていた。「ソロス・カルテル」は、民主党支持者の著名投資家ジョージ・ソロス氏にちなんでつけられた。ファバロフ氏は今週、パルナス被告とフルマン被告、ジュリアーニ氏の行動を捜査するニューヨーク連邦検察当局と自主的に面会した。検察当局は10月、選挙資金法に違反したとして両被告を訴追している。
ジュリアーニ氏の側近、ウクライナ企業の乗っ取り画策か
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