中国株式市場を国際金融システムに開放することは、中国企業にとっては良くもあしくもある――そして、外国人投資家は中国企業に対し、かつてないほどの資金を与えている。米指数算出会社MSCIは27日、MSCI新興国市場インデックスにおける中国本土上場企業の人民元建て株式(A株)の組み入れ比率拡大を完了した。今回の変更では、A株の組み入れ比率を20%に引き上げた。これにより、新興国インデックスの4%を占めるようになり、2月時点の0.7%から上昇した。26日は資産運用会社が新たなベンチマーク(運用指標)への調整を行う中、外国人投資家による本土上場株の購入を可能にする香港の株式相互取引が過去最高の大商いとなった。