2019年後半に大きく上昇した日経平均株価。2020年はどうなるだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

高い精度だった日経平均株価予想
EPSとPERでの分解が有効

 日経平均株価は2019年後半に大きく上昇した。本稿では予想する上で有効と思われる分析方法を示しつつ、2020年にかけても日経平均株価は一段高を目指すかを展望する。

 19年の日経平均株価は下値が1万9800円、中心が2万1600円、上値が2万3400円――。

 これは筆者が、1年前の18年末に作成した19年初のセミナー用の資料で示した予想である。これに対し、19年1月から11月末までの日経平均株価(終値)の最安値は1万9561円、平均値は2万1509円、最高値は2万3520円だった。細かい数字は異なるが、自分でも驚くほどの精度で予想できたことになる。

 上記の予想に際しては、日経平均株価を予想EPS(1株当たり利益)と予想PER(株価収益率)に分けて考えた。株価は予想EPSと予想PERに分解できる(株価=予想EPS×予想PER)。EPSは「純利益÷株式数」で求められる。PERは利益の何倍まで評価可能かを示す指標だ。つまり企業の利益と、それを何倍まで評価し得るかを予想できれば、株価も予想できることになる。

 筆者の昨年末の予想は、以下の通りである。

 日経平均株価の予想EPSは当時1700円台後半で、19年の想定は数%増益となる1800円と置いた。

 PERは当時の水準も踏まえ、11倍~13倍のレンジが中心になると考えた。

 両者の予想をもとに算出した日経平均株価の予想は、下値が1万9800円(1800円×11倍)、中心値が2万1600円(1800円×12倍)、高値が2万3400円(1800円×13倍)となった。