仕事はものすごく一生懸命にやりました。

 振り返ると昔から「一番になりたい」という気持ちは強く持っていました。子どもの頃、僕はすごくおとなしくて人見知りでした。母親が人に紹介する時はいつも、「この子はおとなしいので面倒みてあげて」と枕詞のように言う。それがすごく嫌でした。

 だから、「人生を変えたい」「目立ちたい」と思い、そのためにも一番になることにすごく執着していました。学生時代はヤンチャなこともしていましたが、一番にはなれない。勉強も運動も必ず僕よりもできるやつがいて、何をやっても一番になれない。

 だから、トヨタ輸送では「のし上がりたい」と思って、仕事はガツガツやっていました。

 自分で言うのもなんですが、社内ではまあまあの有名人だったと思います。見た目も茶髪のロン毛で、派手にしていました。「誰にもノーと言わせないぐらい仕事をする」と宣言して、実際、誰にも負けないぐらいの仕事量をこなしていました。

 一方で、寝る間も惜しんで遊んでいました。

 もともと遊びは大好きで、週末ともなると、冬はスノーボード、夏は海へ行っていました。

 しかし、23歳で結婚し、25歳で子どもができると、遊ぶ金がない。

 そこで考えたのがイベント、今でいう婚活パーティーの開催でした。毎月3~4回、週末に100人ぐらい集めてバーベキューやスノボなどのイベントを企画して開催。僕も遊べるし、友達は増えるし、お金も稼げる。すごく面白くて、「これが一生涯の仕事になれば最高だな」と思ったのが、のちに起業するきっかけの一つになりました。