――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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電気自動車(EV)の最新モデルと同様、日産自動車の業績好転はまだ「コンセプト」の段階にとどまっている。
日産の新しい社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した内田誠氏は2日の記者会見で、2台の日産車の前に立ち、業績不振にあえぐ同社の再建を誓った。1台は1970年代の輝かしい時代を代表するスポーツカー。もう1台は10月の東京モーターショーで初披露した日産の未来への希望を体現する小型電動SUV(スポーツ用多目的車)「ARIYA(アリア)」だ。
日産は2010年に生産開始した「リーフ」でEVの先駆者となったが、その後米テスラなどの他社にお株を奪われた。内田氏が日産を復活させるチャンスにとって、技術的な主導権を取り戻すことが中心的課題となる。