2019年も、残すところあと少しとなりました。この連載では、『今年1年頑張った自分に贈りたい、ボーナスで買うべきジュエリーは?』、『今年のクリスマスプレゼント、彼女の贈るべきジュエリーは?』と、今おすすめのジュエリーをご紹介してきました。だんだん、ジュエリーが欲しくなってきていませんか?(笑) ファッションスタイリストでもある私の周りでも、おしゃれは好きだけど、ジュエリーはあまりつけないという方はとても多いのですが、私は、ジュエリーこそメイクや服装以上に大人の女性を素敵に見えてくれると信じています。今回は、私が大人の女性にジュエリーが不可欠だと思う理由について、少しお話していきたいと思います。

大人になればなるほど
似合うものが増えるのが、ジュエリー

 ミニスカート、タイトなパンツ、高いヒール靴……。どんなものでも着られる若いうちは、おしゃれが楽しいもの。

プレゼントの鉄板は、やっぱりジュエリー<br />若い子のほうが似合うもの、大人のほうが似合うものphoto by 成尾和見(SEPT)

 それが年齢を重ねると、着こなしが難しいものが少しずつ増えてきて、日々のコーディネイトにも頭を悩ませるようになってきます。こんな風に、多くは「年齢を重ねること=不安、いやなこと」につながってしまいがちですが、ジュエリーの場合は逆です。

 長年、ジュエリーに携わる仕事をしてきて気づいたのですが、実は大人に似合うアイテムのほうが、ジュエリーにはたくさんあります。

 カラフルな色石、華やかなゴールド素材、滋味のあるバロックパール。これらは、さまざまな経験を重ね、それなりの年輪が感じられる肌に着けたほうが、断然素敵です。

 もちろん、小粒の可憐なパールやプチネックレスなど、若い人のほうが映えるものもありますが、大人になるほど楽しめるものが増えてくるのは事実なのです。実際、海外で出会うマダムたちのこなれたジュエリー使いは、ため息が出るほど素敵。こんな風になれるなら、歳を重ねるのも悪くないと思えてきます。

 20代の人も、40代、50代以上の人でも、遅いということはありません。ジュエリーを味方にすれば、これからの人生がより一層充実したものになるはずです。

 プレゼントに、記念に、自分へのご褒美に。特別な瞬間にジュエリーを手に入れたいと思っても、1つもファインジュエリーを持っていないから、何から買ったらいいのかわからない。高額だからこそ、すぐに飽きてしまうものではなく、長く使えるものを選びたい。パートナーに贈るジュエリーをどう選べばいいか分からないという方でも、自分に合ったものを見つけられる、選び方のコツや、似合うかどうかの判断基準、買うときに気をつけることなどを、『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』で、わかりやすくご紹介しています。「ぜひ参考にしてみてくださいね!