『週刊少年ジャンプ』は大人になっても愛読している人は多い。この発売号は、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の新作が掲載された「週刊少年ジャンプ」(2017年42号)として話題に
『週刊少年ジャンプ』を大人になっても愛読している人は多い。写真の号(2017年42号)は、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の新作が掲載され話題に Photo:JIJI

「ジャンプ黄金期」といわれた時代に小中学生だった男子たちも、今は立派なアラフォーだろう。年を取るにつれ『週刊少年ジャンプ』を卒業する人もいれば、そうでない人もいる。今でもジャンプの熱心な愛読者であるアラフォーたちは、どのようにジャンプを楽しんでいるのだろう。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

30年間ジャンプを読み続ける人たち
その精神構造とは

 少年漫画誌の読者だった少年の多くは、ある時期を境に購読をやめて少年漫画誌から卒業していく。きっかけはさまざまであろうが、少年漫画誌への熱に浮かされるほどののめり込みは成長につれていつしか色あせる。“少年漫画”というだけあって、好む層はやはり少年なのである。

 しかしその少年漫画を少年のころから読み続け、アラフォーの域に達しても卒業しない人がいる。割合的にまれだと思うが、それゆえにその精神構造がそれなりに興味深く思われるのではあるまいか。

 少年漫画誌の代名詞的存在といえばなんといっても『週刊少年ジャンプ』である。以前この連載で漫画好き中年を集めておすすめの漫画を紹介した回があったが、今回はジャンプ現役アラフォー読者らから「なぜ購読を続けるのか」など、ジャンプの魅力について説明してもらった。