携帯電話の広告表現が誤解を生むのは、ユーザーの読解力不足のせいか
携帯電話の広告が誤認を生みやすいのは、結局のところ、どこに問題があるのか (写真はイメージです) Photo:PIXTA

携帯電話広告の新しい自主基準案で
ユーザーの「誤認」は解消するか

 2019年12月17日、携帯大手の業界団体が携帯電話広告の新しい自主基準案をまとめました。携帯電話の広告については、これまで「利益を誤認させる」「消費者にわかりづらい」といった批判があって、総務省や消費者庁が改善を求めてきました。今回の改定はその批判を受けたもので、2020年1月以降に新しい自主基準が適用される見込みです。

 私も改定ガイドラインを読み込んでみましたが、大きな改定ポイントとして、以下の2点が強調されています。

(1)店頭やウェブ広告などで安値をうたうケースでは、その価格が適用される条件の表記の仕方をわかりやすくすること
(2)「○○放題」「無制限」といった表記について、その条件を誤解なく表記すること

 なかでも具体例をもって改善が提案されているのが、「打ち消し表示」についてです。「最安値」の表示の後に、何らかの条件、たとえば「セット割」「複数回線契約時」など条件を満たさないとその価格にはならないとか、「一定期間後に増額になる」といった打ち消し条件があるならば、それをわかりやすく明示しなさい、という改定です。

 表記に関しては、ウェブページで1スクロール以上離れていたり、打ち消し表示が別ページ表示されるようなケースはダメです。原則として、強調表示と打ち消し表示を一体として認識できるようにすることが求められ、打消し表示についても8ポイント以上のフォントで表示される必要があるのです。

 さて、このガイドラインに従って問題をつくってみましたのでご覧ください。