米航空規制当局は、ボーイング「737MAX」の運航再開前に米国のパイロットにフライトシミュレーターでの訓練を義務づけることを検討している。検討内容に詳しい政府・業界関係者が明らかにした。米連邦航空局(FAA)は数カ月前、この訓練を義務づければ追加のコストが発生し航空会社での運航が遅くなるため、義務づける必要はないとしていた。だがここ数週間で、FAAや業界の安全専門家の間では737MAXの運航再開前にこの訓練をするよう求める声が高まったという。関係者の1人は「この議論は以前とかなり違う方向に向かっているようだ」と述べ、FAAがこの件を一段と重視していることを指摘した。FAAの正式決定は2月以降とみられ、情勢は流動的だ。FAAの広報担当者は詳細についてはコメントを避け、さらなる分析とテストが必要だと語った。
ボーイング737MAX操縦の追加訓練義務づけ検討=米当局
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