【北京】中国はプラスチックの使用に対する規制を大幅に強化することを明らかにした。こうした措置に乗り出すのは約10年ぶりで、ネット通販や出前の増加に伴うプラスチックごみの急増が背景にある。  中国政府は数年前からごみの分別や資源ごみの輸入中止などによって、廃棄物と汚染の削減に一層の努力を傾けている。  今回新たに、微生物が分解できない非生分解性ビニール袋の使用を2020年末までに主要都市でほぼ禁じるほか、全国の飲食店で使い捨てプラスチック製ストローの使用を禁じる。この措置は22年までにすべての市と町に拡大し、25年までには生鮮食品を販売する市場でも実施する。