ちょっとしたことを「やめる」訓練
今の僕は、生活の中のほんのちょっとしたことでも「嫌だな」と感じたらやめるようにしています。
例えば「ストリートファイターシリーズ」以外の新しいゲームを趣味で遊ぶために買ってきたとき。「このゲーム、なんだか面白くないな、ノリきれないな」と思ったらその日のうちに放り出します。以前だったら「まあ、せっかく買ったし、もう少し遊んでみるか」と手を出して、結果的に一定レベルまで強くなれたこともありました。でもそういう気持ちで取り組んだとしても「トッププレイヤー」になることは不可能です。今思えば自分の本質的な成長には役立ちませんでした。
あるいは週に3回通う筋トレ。とても大事にしている習慣ではありますが、最近は2週間まるまる休みました。海外大会への移動も重なって体の疲労がたまり「ジムに行きたくないな」さらには「ゲームの練習に行きたくないな」という気持ちがわいてきてしまったのです。これからも長く続けていきたいからこそ、やめる。その決断をできたことは、大きな収穫でした。
「嫌ならやめる」というのはシンプルですが、それなりに訓練しなければできない行動です。ほんの小さな違和感を見逃さず、ちゃんと拒否する。その繰り返しが、自分を守ります。