米半導体製品大手ブロードコムは23日、米アップルと無線通信部品の供給契約に合意したと明らかにした。契約期間は2023年までの3年半。ブロードコムに数十億ドル規模の売り上げをもたらす可能性がある。ブロードコムによると、昨年アップルと結んだ高周波(RF)部品の供給契約を加えると、売上高は150億ドルに上る見通し。これらの供給契約により、ブロードコムはアップルから契約上の保証を得ることとなる。これまでアップルはサプライヤーから半導体を購入していたが、自社で設計する姿勢を強めている。そうした中で、ブロードコムがアップルと供給契約を結んだことは大きな意味を持つ。ブロードコムの2019年10月期(11月3日まで)の純収入に占めるアップルの割合は約20%。18年10月期は約25%だった。
米ブロードコム、アップルと無線通信部品の供給契約で合意
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