アップルは1年前、長期にわたる低迷に向かっているように見えた。ティム・クック最高経営責任者(CEO)はiPhone(アイフォーン)の販売不振を理由に業績見通しを引き下げ、アナリストは中国の需要減速に懸念を示していた。しかし、アップルは低迷どころか株価が史上最高水準の年間上昇率を記録した。同社株はこの1年で2倍以上に上昇し、時価総額は7250億ドル(約79兆円)以上増えた。この金額はJPモルガン・チェースとエクソンモービルの合計時価総額を超え、フェイスブックの時価総額を大幅に上回っている。