預り金はいつか出品者に引き渡さなければならないお金です。しかし、見方を変えれば、無利子でお金を貸してもらっているようなものともいえます。
出品者が増えれば増えるほど、メルカリが預かるキャッシュは増え続けるというしくみになっているのです。
キャッシュが貯まる、さらなる「しかけ」
一方で、出品者は預けているお金をポイントに交換して、メルカリ内の商品を購入することもできます。メルカリからすると、貸してもらっているお金を使われてしまうので、手持ちのキャッシュが減少することになります。
しかし、メルカリ内で売買が行われるため、売買代金に応じた手数料を徴収できるのです。
スマホ決済サービスのメルペイ開始により、実店舗でもポイントが使えるようになりましたが、利用者が実店舗で買い物をするたびに、加盟店から決済手数料を徴収できます。
また、加盟店からの入金は「10万円以上のおまとめ入金なら入金手数料無料」としていますので、預り金も増えるでしょう。今後ますますキャッシュが貯まりやすくなるのではないかと予想されます。