高校時代に急逝した父
「真剣に生きろよ」との言葉
──1996年生まれですね。
96~2010年生まれを指す「Z世代」の一番上で、SNSネーティブとも呼ばれる世代です。
ただ私は、携帯電話は小学校の頃から持っていましたが、スマホを使い始めたのは遅くて、大学に入ってからです。大学ではLINEがないとやっていけないので、SNSはLINEから始めて、それからTwitter、Instagramなどを使うようになりました。
──どんな家庭で育ちましたか。
千葉県佐倉市で、両親と兄と暮らしていました。家は自営業、呉服屋さんでした。父の父も呉服屋さんでしたが、父は独立して店を持ちました。母は時々、店を手伝っていました。そんな家庭なので、サラリーマンの家がどんなふうなのか、分かっていませんでした。
父は、子供よりもテンションが高いというか、友達みたいなところがありました。土日も仕事だったので、店に遊びに行ったり、平日は一緒に工作をしたりゲームをしたりしていました。
母は、緩い感じのキャラクターです。私は見掛けは父に似ていて、性格もそうだと思っていたけれど、母に似ていると言われることも増えて「そうかな」と。そんなにうれしい気はしないです(笑)。
──将来の夢はありましたか。
幼稚園の頃、看護師になりたいと言うとおばあちゃんが喜んでくれたので、そう言っていたのを覚えていますが、将来何になりたいとかはなかったです。
──高校は県立千葉女子、明治期に開校した伝統校ですね。