新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月初旬に予定していた中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開催が延期される見通しとなった。国営メディアが17日伝えたところによると、全人代の常務委員会は毎年北京で開かれる全人代の延期を提案した。約2週間にわたり、約5000人の代表が出席する予定だった。延期することで、習近平国家主席率いる指導部による新型ウイルス感染拡大への対応を巡り全人代出席者から批判が出るのを回避できると、中国政治の専門家らは指摘する。