対して、公立大の志願状況は今年は中期の出願が前年並み。受験機会の確保とみられる。

「公立諏訪東京理科大のように3教科で受けられる大学もあります。日程と科目数によっては出願しやすい大学もあるのは公立の特徴です」(岩瀬さん)

「最近私大から公立化した大学にも人気が集まっていますね。地元の国立大志望の受験生が、安全志向から入りやすい地元公立大に集まり、倍率が高くなります」(石原さん)

■セ・利用より一般に勝算あり

私大センター利用入試志願者ランキング (週刊朝日2020年2月21日号より)私大センター利用入試志願者ランキング(週刊朝日2020年2月21日号より) 拡大画像表示

 私大センター利用入試の動向からも受験生の安全志向が見てとれた。30校のうち、前年比が100%を超えたのは9校だけ。全体的に減少が目立った。私大受験者は今年はセンター利用入試を避ける傾向があったとみるのは、大学通信の安田賢治常務だ。

「上位校だと合格最低点が8割と言われるのがセンター利用です。ハイレベルな戦いになるので、一般入試のほうが勝算があると判断した受験生が多かったと思われます」

 安全志向で、早稲田、東京理科大、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)も軒並み2割前後の志願者減。近年人気が高まっている東洋大は3割減だった。