ヴェルサイユ宮殿の見どころ

 見どころ満載のヴェルサイユ宮殿。太陽王ルイ14世の夢が結実した華麗な宮殿と庭園、マリー・アントワネットがひとときの安らぎを得た離宮プティ・トリアノンなど、見逃せないポイントがたくさんあります。そんな見どころを詳しく紹介。華麗な歴史の舞台をぜひ体感してください。

鏡の回廊

 宮殿のなかで最も壮麗な空間。1684年、ルイ14世の時代に完成しました。73mもの大回廊の壁一面に、当時非常に高価だった鏡が357枚も張り込まれています。王族の結婚式の際の舞踏会場など華やかな祝典の舞台となり、1919年には第1次世界大戦を終結させるヴェルサイユ条約調印の場所ともなりました。豪華絢爛なこの回廊は、フランス王室の栄光をヨーロッパ中に鳴り響かせ、ヨーロッパの王侯貴族の憧れの的となったのです。

鏡の回廊宮殿観光のハイライトとなる「鏡の回廊」

庭園

 フランス式庭園の最高傑作といわれる。設計したのは、「王の庭師にして庭師の王」と称される天才造園家アンドレ・ル・ノートル。ルイ14世は宮殿の建設中、毎日のように工事現場を見て回り、不十分な所、気に入らない所は直接指示を与え、細部まで直させるほど力を入れていたといいます。この庭園はルイ14世の自慢の作品で、『ヴェルサイユ庭園案内の手引き』と題したノートの中に、来客を連れて庭園を鑑賞させるにはこれがいちばん、という道順まで書き残しています。背後の敷地も含めた庭全体の面積は800ha以上と広大なので、移動にはプチトラン(小さな観光用のバス)などを利用するといいでしょう。

オレンジ園典型的なフランス式庭園の「オレンジ園」