女性が生理周期を使って痩せるには?

 女性は、毎月の生理(月経)周期にともなって食欲が増したり、減ったりします。特に生理前は食欲が増しやすいため、ダイエットがなかなかうまくいかないという方が少なくありません。しかし、この生理周期を上手に活用すれば、女性でもストレスなくダイエットに成功することができます。

 そこで今回は、女性が生理周期を上手に活用して、健康的にダイエットする方法を紹介します。

生理前の2週間は痩せにくい期間!
むくみや便秘を和らげる、おすすめ食材は?

 生理開始日のおよそ2週間前に訪れると言われている「排卵日」から「生理開始」までは、女性ホルモンの1つである「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が増えて、血行が悪くなったり、むくみやすくなったりする「痩せにくい期間」です。

 そんな「生理前」の時期には、疲れやすい、食欲が増す、便秘になるなどの症状が現れやすくなります。また、体の症状以外にも、イライラする、気力が出ない、憂鬱などの心の変化も起こりやすい時期です。

 こうした時期は、無理をしてダイエットに取り組んでもうまくいきません。

 みなさんは、生理前に甘い物が欲しくなったり、食欲が湧いたりして、以下のような食生活を送っていませんか?

朝食…食べない
昼食…卵のサンドイッチ、カフェラテ
間食…チョコレート、クッキー
夕食…ビーフシチュー、野菜サラダ、ポテトフライ、赤ワイン

 生理前の時期は、「甘いものが無性に食べたくなる!」という人も多いかと思います。甘い物は血糖値を急激に上げて太りやすくするだけではなく、その後、甘い物が消化されると、上がった血糖値が急激に下がるため、疲労感や憂鬱な気分を招きやすくなります。また朝食を食べないと、昼食や夕食後の血糖値が上昇しやすくなるという研究結果もあり、朝食抜きは血糖値の乱高下につながりやすいと考えられます。