地域特有の“危険な運転マナー”に
悩んでいる住民はやはり多かった!

 今回のランキングの都道府県版で1位になった徳島は「信号が黄色に変わるとスピードを上げる」ことを指す“阿波の黄走り”というルールがあることでも知られている。

 また、都道府県版で5位に入った茨城県は、「信号が青に変わると、対向車が来る前に右折する」という“茨城ダッシュ”という事故を招く危険な運転が問題になっている。

 やはり地域特有の“危険な運転マナー”は、住民にとっても大きな悩みになっているようだ。

 同調査を行ったブランド総合研究所の田中章雄社長は、今回の調査から全体的な傾向として、「北海道や東北では悩んでいる人が比較的少なく(5.5%)、関東(7%)や中四国(6.9%)で多い」と分析する。その理由の1つが、トラックの多さだ。

 もちろんトラック運転手の運転が荒いと言いたいわけではなく、普通に運転していても、トラックは車体の大きさから威圧感があって、運転が乱暴に見えかねない。そのため「トラックが数多く走るような交通の要所が多い都道府県や市は、上位に入りやすい可能性がある」(田中社長)という。

 また、高齢者が多いところもマナーが悪いと言われやすい。高齢になることで視野が狭まり、事故も起こりやすいのがその理由といえるだろう。

 今回の調査は、住民に交通マナーの悪さに悩んでいるかどうかを尋ねており、住民が地元で運転していたり、車の運転を間近に見ていたりする経験から回答してもらっている。黄色信号でも交差点に進入するなどの“名古屋走り”で知られる愛知県が36位(5.2%)と意外にも下位なのは、地元住民はそれに慣れてしまっているせいか、周囲が作り上げた過去の悪いイメージのせいなのかもしれない。

(ダイヤモンド編集部 林 恭子)

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