11日の米株式市場は大幅反落。新型コロナウイルスの世界的流行が経済に影響を及ぼすとの懸念から、この日も不安定な相場展開が続いた。ダウ工業株30種平均の終値は前日比1464.94ドル(5.86%)安の2万3553.22ドル。直近高値から20%下落すると弱気相場入りとされる。ダウ平均が2万3641.136を下回ったことで、2009年から続いていた強気相場は幕を閉じた。S&P500種指数は140.85ポイント(4.89%)安の2741.38と、弱気相場入りの目安となる2708.92を上回って終えた。ナスダック総合指数は392.20ポイント(4.70%)安の7952.05。ダウ平均は30銘柄中29銘柄が下落。S&P500種の業種別指数は全11業種が3%超下げた。