業界屈指の掃除品質を支える
“フルスペック”なやり方

 この伸長する家事代行サービスを1989年に日本でいち早く始めた先駆者が、ダスキンが展開する「メリーメイド」だ。米国で家庭向けの掃除サービスを展開していたメリーメイド社と提携し、スタートさせた。

 だが、和室や畳、浴槽があり、オーブンではなくガスコンロを使うなど、日本家屋の特長や生活習慣は米国と異なる。米国流の掃除マニュアルは通用せず、日本向けにゼロからマニュアルを作成。テレビCMや地道なチラシの配布によって認知を広げ、今まで日本になかった家事代行サービスの市場を、孤軍奮闘で切り開いていった。

「家事代行王者」ダスキン、格安業者が太刀打ちできない魅力とは洗剤は風呂場だけでも浴室用の中性洗剤、タイルや水垢用、カビ取り剤、研磨材など7種を使い分け、水滴は1滴も残さず拭き上げる

 当初から定評があり、今も業界屈指といわれているのが、サービスの品質の高さだ。例えば、家事のうち掃除のみを代行する「お掃除おまかせサービス」。掃除は、掃除用具のレンタルや販売を展開してきたダスキンの得意分野だが、そのこだわりようが半端ではない。

 まず、事前訪問して利用者と綿密な打ち合わせをして見積もりを出す。そして、当日は同社オリジナルの洗剤やクロス、スポンジ、掃除機などを持参したスタッフがチームで訪問して作業をする。

「洗剤は風呂場だけでも浴室用の中性洗剤、タイルや水垢用、カビ取り剤、研磨材など7種を使い分け、水滴は1滴も残さず拭き上げる。リビングではテーブルの裏も椅子の脚も床も拭き上げて、窓の桟の汚れも隅々まで除去する。家中がホコリ一つなくピカピカになり、室内の空気まで変わったと感じるほどプロの仕上がりになる」と、メリーメイド事業部長の梶原千左氏は話す。