激安スーパーでは、この商品は安いけれど、このNB商品は高いと思わせるような価格設定が多いが、オセンの価格設定はそうしたデコボコがないのだ。

客は一つでも「これは高い」と思うと
店全体で「安い」と感じられない

 一つでも消費者が「これは高いわね」と思わせるような値付けがあれば、店全体として「安い」と感じなくなってしまうが、オセンにはそれがない。多くの消費者がアンカーとして持っている価格よりもさらに安くして、「全体として低価格」の印象を与えているのだ。

 SUPERオセンの競合店は、2キロ以内にイオンの江釣子店、同じイオンのマックスバリュ北上店、アークスグループで岩手県が地盤のベルジョイス、スーパーセンタートライアルなどがある。

 これだけ競合店がひしめく中、たった県内2店で、驚きの集客力を持つSUPERオセンは、仕入れの仕方なども“ゲリラ戦”を展開しているのに違いない。それに加えて、消費者が持つ“価格の基準”を見事に突いた、効果的な心理作戦を展開し、功を奏していたのだ。