ラジオのスポーツ番組プロデューサーだったアダム・マイケルさん(42)は先週解雇されてからというもの、家計の見直しを徹底している。新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした経済的苦境の中、今年の節約計画に「新型iPhone(アイフォーン)は買わない」ことを加えた。  マイケルさんにとっては大きな変化だ。これまでは2年ごとに、スマートフォンiPhoneの新製品を家族のために4台購入してきた。だが「今はお金を使う場合ではない」と言う。  米アップルは廉価版モデルの発表へ向けた準備を進めている。例年秋に発表する最新の旗艦モデル用に、部品も近く発注し始めなければならない。