サウジアラビアは、他の産油国の協力が得られることを条件に、大規模な協調減産に前向きな姿勢を示している。サウジ当局者が明らかにした。  サウジは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」などに対し、緊急会合の開催を呼びかけた。ロシアとの原油価格競争から方針を転換する姿勢を示している。ドナルド・トランプ米大統領が2日、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子との電話会談で原油市場の安定化に向け支援を要請したことが背景にある。