加えて、オフィス内での湿度などにも気を配りたい。

 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下するので、加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つのがいい。その他、最近ではビルの窓が開かないことも多いが、換気をよくすることも重要である。

感染が疑われる
社員が出たらどうするか

 さて、次に社員の健康状態のモニタリングである。

 まず、発熱などの風邪の症状がある場合は、出社しないで自宅待機とさせる。発熱がない場合も報告されているので、できれば、発熱がなくても、咳や鼻水が多いなど体調不良の兆候が見られる場合にも出社をさせないほうがいい。

 万が一、勤務中に発熱した場合は、マスクを着用させたうえで帰宅させる。発熱の原因の如何を問わず、発熱した社員の執務エリア(机・椅子など)の消毒を行う。消毒の目安は、当該社員の執務エリアの半径2m程度の範囲で、トイレなどの使用があった場合は該当エリアの消毒を行う。

 また、自宅待機後3日以内に解熱した場合職場に復帰させるタイミングの目安は、各種薬剤の内服のない状態で発熱、咳、喀痰、 下痢、全身倦怠感などが消失してから48時間以降が望ましい(症状が消失した日を0日として、3日目からの復帰)。

 自宅待機後4日たっても解熱しない場合や、国のルール通りに「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合、強いだるさ(倦怠感)や 息苦しさ(呼吸困難)がある場合」には、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・ 接触者相談センター」に問い合わせをする。