新型コロナウイルス,除菌Photo:TPG/gettyimages

COVID-19との戦いの最前線でロボットが活躍?

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いでは、ロボットが大きな力になり得るとする報告を、米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)、Contextual Robotics InstituteのHenrik Christensen氏らが「Science Robotics」3月25日号に発表した。

 ロボットは既に、除染作業、医薬品や食品の配送、バイタルサインの測定、出入国管理などで活用されている。しかし、同氏らは「遠隔医療による患者の治療や、除染作業、配送などの物流管理、汚染された廃棄物の処理、自主的隔離措置の遵守状況の監視、人々の社会的なつながりの維持など、幅広い分野でロボットを役立てることができる」と主張している。

 Christensen氏らによると、COVID-19は人から人へ感染するだけでなく、ウイルスに汚染された床やドアノブ、手すりなど環境表面を介しても感染するため、既にロボットを使った紫外線(UV)による表面の除染などが行われている。

 同氏は、「期待されるのは、高頻度に手が触れる、リスクが高い表面領域をナビゲートして検出する知能を備えたロボットが、さまざまな予防策との組み合わせで活躍することだ」と述べ、「次世代の大型や小型ロボット、マイクロロボットや、ロボットスワーム(多数のロボットで構成された群)のような新しい技術の開発によって、あらゆる汚染表面を継続的に清掃・除染・消毒することができるようになるだろう」と予測している。