「3拍子ウォーク」でマインドフルネス効果!?

その後、買い物に出かけるとき、10〜20分程度の「歩く」時間に「3拍子ウォーク」を取り入れたがきっかけで、少しずつ私の日常にいくつかの変化があらわれ始めた。

ひとつは、少しの時間でも「運動した」という感覚を得られるようになり、肉体的ストレスが解消されたこと。

もうひとつは、体を動かすことへの抵抗が徐々に少なくなってきたので、自宅で行う軽いストレッチや体操が楽しくなってきたこと。

そして、これは嬉しい誤算だったのだが、「3拍子ウォーク」をしている間は「歩く」ことに集中するので、マインドフルネス的な効果もあり、これが精神的なストレスの解消につながった。

歩いている間は、ひたすら「タン・タン・ターン♪」と歩幅を広げて歩くことしか考えていないので、他の雑念が消え、気持ちがすっと落ち着いていくのである。

コロナの影響で、モヤモヤとざわついていた心の不安を、一歩一歩、歩くごとに消していっているような感覚があった。仕事の集中力も上がったように思う。

「自分を変えたい」「新しい自分になりたい」というと、ものすごく高いハードルのように感じてしまうかもしれない。

自分が掲げた目標や理想とのギャップが大きすぎて、モチベーションが下がってしまうこともあるかもしれない。

けれど、そういうときには、自分が変化するまでのステップを因数分解していけばいいのである。
マユウさんが言うように、少しずつ「自己満足」を積み重ねていけば、結果的に大きな変化へとつながっていくのだ。

その最初のきっかけとして、非常に取り入れやすい「3拍子ウォーク」。
私も、自分のなかで少しずつ起きている変化を実感するにつけ、やはり6万人以上が変わったというメソッドはすごいなとびっくりしてしまった。

これから私自身にどんな変化が起こっていくのかわからないけれど、どんな未来が待っているんだろうと、今からすごく、楽しみにしている。

もし、何か変わるきっかけがほしいという人も、ぜひやってみたらいいと思う。
ただし、「3拍子ウォーク」は、正しいやり方でやらないと、効果が薄れてしまう。
ここには書ききれなかった具体的な活用法に関しては、『医者が絶賛する歩き方 やせる3拍子ウォーク』を見てもらいたい。

2020年、今の不安の中で生きる人々を救うためにこの本は生まれたんじゃないかと、ちょっと末恐ろしくなるくらいの本である。