ティッシュや調味料が20個近くも!?
「ストックのある暮らし」の悩み
新型コロナウイルスは、私たちの生活に大きな変化をもたらしています。「持たない暮らし」から「適切なストックのある生活」へ、暮らし方が見直されつつあるのもそのひとつといえるでしょう。
ただし、ストックには管理が付きもの。消耗品のストック管理には、苦手意識のある方も多いのではないでしょうか。同じ種類のものを1カ所に集めてみたら、ボックスティッシュやチューブ型の調味料のストックが20個近くもあった…。私が整理収納のご依頼を受けて訪問したご家庭でも、頻繁にそういった場面に遭遇します。意図的に備蓄しているつもりの人でも、さすがに「…こんなにあったんですね」と驚くものです。
「ストックがあってもどこにあるのかわからないと、新たに買って間に合わせてしまう」
「ネット注文だと、お得なのでついまとめ買いしてしまう」
「1つの収納には入りきらず、あちこちにしまっているうちに存在を忘れてしまう」
こういった悪循環を断ち切って、スムーズに管理するにはどうすればいいのでしょうか。
ストック管理がうまくいくかどうかは、管理する人の持って生まれた能力ではなく、「管理方法がその家に合っているかどうか」で決まります。誰かのやり方、どこかの情報を参考にストック品を収納したとき、自分がどう感じるか確認してみてください。「これなら自分でもできる!」と思えるならOK。「リバウンドしないようにがんばらなきゃ…!」と感じるなら、それはあなたに合っていないというサインです。もっと自分に合った方法にアレンジする必要があります。
そこで今回は、誰でも実践できる、消耗品などのストックを「価値ある備蓄」に変えるコツを3つ紹介します。