中国政府の徹底的にウイルスを封じ込めるという覚悟と施策のスピードは凄いと思いますが、国民もかなりの犠牲や我慢を強いられてきました。日本でも政府から緊急事態宣言が発出されて、外出自粛や店舗休業の要請などが出されていますが、中国のような強制力はありません。「民主主義の良さ」を無駄にしないように、一人ひとりが自覚してきちんと自己管理することが重要だと思います。それができればきっと乗り越えられると確信しています。

 中国政府は「あらゆる代価を惜しまない」という強い施策によって、ウイルスの封じ込めに成功しつつある(むろん、国民の多くの犠牲や努力が伴ったものだ)。今回のインタビューからも映し出されているが、現時点では海外諸国がいまだに大変深刻な状況の中で、中国も決して油断できない状況にある。

 中国は感染のピークを過ぎたとはいえ、その水際対策の徹底ぶりは、いかにウイルスの再拡大を恐れているかという証左であろう。

 筆者がほかに聞いた話によれば、海外から中国への入国者は中国人・外国人を問わず、自宅のほか、ホテルなどで14日間、強制的に隔離され、かなりシステマチック、そして徹底的に管理・監視されるようだが、意外にもその隔離生活は「不自由なく、快適だった」という声が少なくない。

 程度の差こそあるものの、各国で厳しい入国規制が実施されており、世界中で多くの人々が自由な往来を制限されている。新型コロナウイルスの感染拡大がいち早く終息することを願ってやまない。