写真:スーツセレクト緊急事態宣言の発令で臨時休業となった、コナカが運営する紳士服店「スーツセレクト」(4月8日、東京都新宿区) Photo:JIJI

新型コロナの感染拡大は戦後最大の脅威となっている。今回はAIを使って「コロナ減益リスクが高いアパレル企業ランキング」を作成した。厳しくなる企業はどこかを確認してほしい。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

戦後最大の脅威となったコロナ
業績へのインパクトをAIが予測

 新型コロナウイルスの感染拡大は、日本経済にとって戦後最大の脅威となっている。インバウンド(訪日外国人)需要の消失や外出の自粛を受けて、消費が大幅に悪化。家電やアパレル、自動車など影響は広範囲に及んでいる。

 新型コロナの終息が見えない中、良品計画やしまむらなど業績予想を未定とする企業も増えてきた。日本企業の先行き不透明感は強まっている。

 そこで今回は、データ分析のベンチャー企業、ゼノデータ・ラボが人工知能(AI)を使って予測した、コロナによって減益になるリスクが高いアパレル企業をランキングした。

 使用したのは、膨大なメディアのニュースや決算情報、統計データを解析し、個別企業や業種への影響を予測する、ゼノデータ開発のAI、「ゼノブレイン」である。

 ランキングの対象は、同社が独自に分類した「アパレル・装飾品業界」に属する上場企業。全63業界あるうちの一つになる。早速結果をチェックしてみよう。