小さな子どもがいると在宅勤務も大変なようです
小さな子どもがいると在宅勤務も大変なようです(写真はイメージです) Photo:PIXTA

新型コロナ感染拡大防止に向けて各企業では種々の取り組みが行われている。テレワークを取り入れる企業も増えてはいるが、業務上出社しなければならない人もいて、困惑の声も聞かれる。対コロナ施策を行う勤め先に翻弄される人たちの困惑の声にはどのようなものがあるか。集めてみたので一挙ご紹介したい。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

業務上出社しなければならない人たち
妻との葛藤もあり

 緊急事態宣言の発令を受けて世の自粛ムードと緊張感は一気に高まった。企業でも社員の勤務体制の見直しに本腰が入れられるようになったが、企業としても最低限、ギリギリの業務は維持しておきたい。そのためにテレワークに従事しない、出社する社員の選定が行われる。選ばれた社員は「仕方なし」と諦めるほかないが、何か生贄(いけにえ)に差し出されたような気分は否めず、定められた通り出社することはするが、愚痴や不満のひとつも言いたくなるのが人情である。

 卸売業に携わるAさん(37歳男性)の会社では、社員が日によって交代で出社することになった。荷物を仕入れて発注する一連の業務は完全に人力で行われているため、「(緊急事態宣言が発令されたとしても)はじめからテレワークは期待しておらず、出社を覚悟していた」とAさんは語る。

「社長が率先して毎日出社しているので、われわれ社員は不満を漏らせるはずはありません。むしろ社員を気遣って交代制にしてくれているのをありがたいと思うしか」(Aさん)