日本銀行
日銀は27日の金融政策決定会合で、国債を制限なく積極的に買い入れる方針を示した Photo:PIXTA

コロナショックに「異例の政策」
企業の直接支援や無制限の国債購入

 コロナショックによる経済の落ち込みにどう対応するのか、政策対応の重心は財政支出に移り始めたが、主要国の中央銀行も戦時体制並みの資金供給に踏み出している。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は無制限の国債買い取りに加え、社債買い取りや中小企業融資など、「禁じ手」とされてきた民間事業会社への直接支援を始めている。

 4月27日、CPや社債の買い入れ拡大、国債買い入れ上限の撤廃を決めた日本銀行や、欧州中央銀行(ECB)も例外ではない。

 株式、社債市場の暴落が金融危機につながり、世界の実体経済をさらに悪化させ、「大恐慌」以来の不況になりかねない「不安」があるからだが、異例の政策が市場を歪め、さらには財政ファイナンスの深みに入り込んでいくことはないのか。「中央銀行への不安」が拭えない。