「コンビニのように日ごろ頻繁に行く店は、感染者が勤務していた時間を自主的に公表してほしい。仮に、感染した従業員の勤務時間がわかれば、その時間の自らの行動と照らし合わせられる。例えば感染者が勤務していた時間に自分がその店に行ったならば、自ら体調の変化に気を付けたりもできる」と言う。

 ローソンなど大手コンビニのHPには店舗名と住所、感染した従業員の直近2週間の勤務実績、さらに消毒作業の実施の有無、店舗の営業状況、その他の従業員の状況が記載されている。

 しかし、セブン-イレブンのある店舗で従業員が感染した際、勤務実績は例えば「4月7日以降、最終勤務日となった4月15日まで計7回勤務」とまるめた状況を伝えるだけで、詳細の記載がない。

ローソンは
勤務時間まで公表

 例えばローソンの愛知県内の店舗で感染者が発生した時の対応は、同じように店舗名、住所を記載した上で次のように公表している。

「(感染が確認された)当該従業員の直近2週間の勤務状況」
4月3日(金)22時~4日(土)6時
4月5日(日)22時~6日(月)6時
4月6日(月)22時~7日(火)6時
4月9日(木)0時~6時
4月10日(金)22時~11日(土)6時

 前出の40代会社員は、ローソンのこうした対応を見てセブン-イレブンに連絡、「勤務時間を公表したらどうか」と意見を言ったところ「個人情報ですから」との返答があったという。

 もちろん、コンビニ本部側も勤務時間までの公表する義務はないだろう。勤務時間を公表すると個人が特定されかねず誹謗(ひぼう)中傷、家族への偏見など、リスクが高くなるという言い分はわからなくもない。しかし「客の生命の危険はどうなるのか」(40代会社員)というわけだ。

 では、他の流通業界の対応はどうなっているのだろうか。