元・コーセー取締役で、なんと85歳のいまも現役の美容研究家・メイクアップアーティストとして働き続けている小林照子氏。ライフワークは「印象分析」。長年にわたって美容業界の第一線を走り続けてきた小林氏の元には、政界、法曹界、芸能界の人間のみならず、数多くの企業経営者、ビジネスパーソンが“イメージづくり”の相談に訪れる。今回のテーマは「ビジネスチャンスもビジネスパートナーもつかんで離さない、口元のつくり方」。これまで、VIPにしか伝えてこなかったスペシャルメソッドを公開する(聞き手・構成/赤根千鶴子)

「不機嫌顔」は
口角挙筋のせいだった!

不機嫌顔は口角挙筋の老化が原因です。
そもそも人間は、加齢と共に”機嫌の悪そうな顔”になりがち。口元の筋トレが、にこやかな顔を作ります Photo:PIXTA

 いま、心に不安を抱えていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。

 しかし心の中の声は、仕事の場では極力、表には出さないようにしたいものです。こんなときだからこそ、落ち着いた笑顔でお仕事を。不安げで機嫌の悪そうな顔では、ビジネスチャンスもビジネスパートナーもなくします。今回は私が長年お教えしている“口元の筋トレ”をご紹介したいと思います。

 そもそも人間は、加齢とともに“機嫌の悪そうな顔”になりがちです。なぜなら、口角を上げる「口角挙筋」が衰えて、口角がキュッと上がった笑顔をつくることが、なかなかできなくなるからです。口角挙筋を鍛えなければ、口元はどんどんたるむだけ。気が付いたときには口元が「へ」の字になり、“いつも機嫌が悪そうな人”という印象を周囲に持たれてしまうこともあるのです。

 そんな状況にならないようにするためのマウストレーニングをご紹介しましょう。

 まず、毎日「『い』のマウストレーニング」をすることです。動画の(1)のプロセスです。鏡の前で「い」と発音してみてください。口角がキュッと上がって、顔が明るく見えるでしょう? これを2秒キープしてください。そしてそのあとすぐに普通に口を閉じて2秒キープ。これを何回か繰り返してみましょう。