「ピークは数カ月先」
専門医が語る今後の行方

――今後梅雨が来ると、感染力が弱まる可能性はありますか? 雨の日はまだ安心でしょうか?

 新型コロナウイルスは、天気とは関係しません。「梅雨で感染力が弱まる」「雨の日は安心できる」とはいえません。

――新型コロナウイルスは8割が軽症とも聞きますが、発症したが「軽症」だった方のエピソードを雑誌やネットなどで見ると、とても軽症とは思えません。軽症の概念を変えたほうがいいでしょうか?

 新型コロナウイルスは、感染しても8割が発熱やせき程度で終わります。何も症状のない人もいます。残りの2割が重症化し、酸素が必要となります。軽症の概念は従来通りで結構です。

――最初に発生したウイルスから今は変異しているとも聞きます。今後は、新たな事態が起こることも考えたほうがいいでしょうか? 

 変異は小さな変異であり、病原性を増悪させるような変異ではありません。新たな事態はないでしょう。

――今後、国内において、新型コロナウイルスの感染拡大はどのようになっていくとお考えでしょうか?

 現在、さまざまな取り組みがなされているので、ゆっくりと感染者は増加し、60%程度の人々が感染したころから、減少に向かうと思います。

――日本でも、韓国や台湾と同様、2~3月にピークを迎えていたのではという指摘もあります。先生はどのようにお考えでしょうか?

 日本がピークを迎えるのは数カ月先でしょう。60%程度の人々が感染するまではピークは過ぎません。