コロナ,検査
(写真はイメージです) Photo:Bob Riha Jr/gettyimages

45分で診断可能なCOVID-19迅速検査法を開発

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を、鼻咽頭ぬぐい液を用いて約45分で診断できる低コストの迅速検査法を開発したと、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)臨床検査医学教授のCharles Chiu氏らが「Nature Biotechnology」4月16日オンライン版に発表した。

「SARS-CoV-2 DETECTR」と名付けられた新しい検査法は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検出にCRISPR遺伝子編集技術を初めて用いたもの。CRISPRは、任意の遺伝子配列を標的とするようにプログラミングできる。Chiu氏らは今回、SARS-CoV-2のゲノム中にある2つの遺伝子配列に狙いを定めた。

 配列の一方は、コロナウイルスに共通するもので、もう一方はSARS-CoV-2に固有のもの。これら2つの配列を同時に調べることで、SARS-CoV-2を、重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因ウイルスのような他のコロナウイルスから区別できると、Chiu氏らは説明している。

「SARS-CoV-2 DETECTR」は、他の検査法と同様に、患者から採取した鼻咽頭ぬぐい液中のSARS-CoV-2を検出する。Chiu氏らによれば、この新しい検査法は特殊な装置を必要としないため、COVID-19の感染拡大が続く米国において検査不足の解消に役立つ可能性があるという。