写真:マスクをしている男女
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新型コロナウイルスの感染拡大によって、対面営業を中心とする証券会社が苦戦しているようだ。そこで、コロナが証券営業、ひいては銀行や保険会社まで含めた金融機関の営業をどう変えるかについて考えたい。筆者は、新時代の金融機関の営業マンは、当面「非接触型」をキーワードに「新しいサービス業」を構築しなければならないと考える。その理由を説明しよう。(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

証券業界における
対面営業の退潮、ネットの好調

 新型コロナウイルスの感染症(以下「コロナ」と略称する)の拡大とその防止のための自粛要請や緊急事態宣言などを受けて、対面営業を中心とする証券会社の営業が苦戦しているようだ。一方、インターネット証券各社は3月の新規口座獲得数が大きく伸びるなど、一時的なものかもしれないが、そこそこに好調であることが報じられている。

 以下、コロナが証券営業をどう変えるかについて考えたい。

 なお、あらかじめお断りしておくが、筆者はネット証券である楽天証券の社員であり、今回は自分と利害関係のあるテーマを論じていることをご注意申し上げておく。客観的に論じるつもりだが、筆者のビジネス上のポジションが論旨や文章に影響を与える可能性があることに、読者はご注意してほしい。