米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、少なくとも書類上は10億ドル(約1075億円)近い資産が手に入るストックオプション(自社株購入権)の付与を前に電撃的な発表を行った。「私は物理的な持ち物をほぼ全て売却する。家も所有しない」。マスク氏は5月1日、こうツイートした。その後、カリフォルニア州にある3軒の邸宅を総額7500万ドルで売りに出した。また7日、電子メールでウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、ロサンゼルス近郊ベルエアにある邸宅4軒も手放す計画であることを明らかにした。それらが売れた後にどこに住むかはまだ決めていないが、「恐らくどこかに小さな家を借りるだろう」と語った。